今年の読書

 芸が無いのは承知で、今年読んだ小説の中から面白かったものをリストアップしてみる。書かないときっと来年になった瞬間忘れるから。甦れぼくの記憶中枢。

 実は去年からずっと読んでいたが気にしない気にしない。今年面白かった本、と言えばとりあえずこれ。散在した事実の収束、箱の真実、木場修など色々みっしりと詰まった箱だった。そろそろ次も読まないといけない気がしてきた。

 今年は個人的に米澤年。懐古と羨望が漂う高校生活や、何だかやり切れないストーリーがどツボですよ。古典部シリーズではこれが一番面白かった。シリーズ以外では『春季限定いちごタルト事件』も好き。早く『犬はどこだ』が読みたいが、地元では米澤のよの字も見当たりません。

 自分の好きな西尾維新ど真ん中。設定とか物語とかどうでも良いくらい(実際どうでも良い)会話のテンポとツッコミのキレが素晴らしい。続編『まよいマイマイ』も良い感じ。講談社のことだからどうせノベルス化するんだろう。買うけど。

 何がしたかったのか今ひとつ分からないが、まあ大団円だし。お疲れ様。

 ミステリ&ファンタジーと聞いたら読むしか。ファンタジーの設定だけでなく、きちんとミステリしているのが○。細かいところで色々やってるあたり○。