2006年の読書

 今年読んだ小説は35冊でした。うわ、少ない。でも月3冊10日で1冊だと思えば意外と読んでいる気がしなくもありません。元々多読ではないので、こんなものでしょう。来年は50冊くらい読みたいです。
 今年読んだものの中から、特に印象に残ったものを列挙してみることにしました。

 今年の米澤さんの作品では間違いなくトップ。小佐内さんはとてもいい性格していると思います。秋期限定が待ち遠しいです。

 夏休みはこれを読んだだけで満足でした。非建設的なプロジェクトに精一杯な彼らが好きです。そして彼らの過ごした夏が好きです。

 西尾維新がミステリを書けると再認識した一冊。ノベライズとしても上出来だと思いました。西尾氏、見直し。さすがに↓に比べると楽しさは劣りますが。

 西尾全開、これぞエンタテインメント! 読んでいる最中が楽しいのはエンタテインメントとして大切なことだと思います。たとえ後に何も残らなくても。来年も西尾維新を追いかけることにします。具体的には2ヶ月くらい。

 ええと、まあ、いわゆる、ひぐらしく頃に、です。小説ではありません、同人ゲーム(一般)です。最初に「今年読んだ『本』」としなかったのはこのためです。伏線回収完了。まあ選択肢のないノベルゲームということでひとつ。ぶっちゃけ今回のオチです。
 謎と惨劇と恐怖と田園風景と伏線回収とその他諸々。時間をかけて読む価値は十二分にありました。むしろ時間なんて忘れてしまうくらい。小説にしろゲームにしろ、先が読みたくなる文章というのはそう書けるものではないと思います。まだ読んでいない方は、是非。目の大きさとか手の形とか気にせず、是非。