早くカルマを集める作業に戻るんだ
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2008/11/01
- メディア: Video Game
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- ストーリー
全体的に暗い、鬱々とした感じでした。まあ羽で仲間を殺していくのが主人公の目的なので、無駄に明るくても困りますが。ただ、羽の使い方によって、かなり初期の段階でルートが分岐し、仲間や味方する勢力ががらりと変わるみたいです。私は3人に使いましたが、それでもまだ少量らしいです。次はもっと殺るお! スキルうま! ちなみにクリアデータは引き継ぎ可能、某ゲートに行くには全てのEDを見ないといけないそうです。
- キャラ
全キャラに固有の技、固有の性格、そして何より固有の声優。……と、これだけ書くとただの声優オタみたいですが違います。キャラに個性があることが重要なんです。
VP1の何がよかったかって、あれだけの人数がいるのに、全てのキャラに個性があることじゃないですか。VP2みたいに、声も技も使い回し、個性と呼べるのはプロフィール1ページのみの量産型エインフェリアなんて、誰が使いますか。というわけで、今回はキャラに関しては文句なしです。使いたいキャラと使えるキャラが一致しないのはご愛敬。
- システム、戦闘とか
ざっくりと言えば、普通のSRPG+いつもの戦闘といった感じです。弓兵、魔術師が強いのもSRPGならではですね。一度戦闘になればタコ殴り石出しゲームなのは、前作、前々作と同様です。
発売前から痛レビューなんかで「難しい難しい」と散々言われていましたが、実際プレイしてみるとそうでもありませんでした。かといって易しいわけでもなく、単騎で突っ込んだりすると瞬殺されたり、救出キャラが2ターン目に瞬殺されたりする程度には難しいです。というか普通に敵の方がステータス高くて、敵も複数人でタコ殴ってくるので。名ありキャラの必殺技・大魔法なんか12回くらい死ねます。
また一般的なSRPGのように、いわゆるフリーマップのように何度もプレイできる場所がなく(サブイベントのマップも1回クリアすると消滅)、がっつりレベル上げて「俺TUEEEEEE!」ができないので、適当に戦略を考えないとクリアできません。そのあたりはバランスのいい難易度だと思います。
- カルマおいしいです
オーバーキル状態でタコ殴り続けると「カルマ」が集まり、マップクリア後に色々とご褒美がもらえます。今まではただのストレス解消でしかなかったオーバーキルに、初めて意味が生まれましたね。
このカルマを規定数の倍以上集めておくと、どこかで聞いたことある武具(○剣▽△▽みたいな)が貰えます。正直、このご褒美がないと苦しいので、後半は全ステージ2倍以上を狙い、無理ならリセットが基本でした。セーブできない連戦とか鬼だと思いました。
- 羽TUEEEEEE!
羽を使ったキャラは全てのST10倍、おまけに「敵全体にほぼ100%麻痺」「味方の攻撃に即死付加」などおにちくなスキル発動、という公式チート状態になります。ただ使ったキャラは戦闘終了後死亡し、二度と使えなくなります。あと死に際に鬱な最期を見せつけられるので、もれなく罪悪感がついてきます。まあ2人目くらいから「どいつのスキルが使えるかなぐへへ」なんて考え始めますが。実際、1周目だとかなりきついマップがあり、スキルは主人公が引き継ぐので、最初は積極的に使うのが理想みたいです。けど、あんまり使うと粛正されるらしいです(未確認)。
- 総括
VPなのにSRPGということで地雷原に踏み入る覚悟でしたが、普通に面白かったです。今のところAAAっぽい「世界とかぶっ壊してやったぜざまぁ!」感がないので、そのあたりは某ゲートに期待して2周目に入ります。