すかい・くろら↓

 観てきました。しかし一斉に感想なんか書くと、行ったメンバーの顔ぶれが割れますね。ちなみに原作は既読ですが、その記憶は時の最果てに置き去ってきたので、ぶっちゃけ内容は全然覚えてません。
 感想としては、悪くなかったです。何だか綺麗だし。静かだし。伏線もちまちま張っていたし。ひこーきかっこいいし。いぬかわいいし。
 しかし「結局おまい面白かったんかい」と聞かれるとちょっと返答に困ったりします。いや確かに面白かったんですが、それはエキサイティングではなくインタレスティングな面白さであって、素直に人に勧められるようなものではないかなあ、と思ったりするわけです。元々のストーリーからして、ハリウッディングな映画を求める方々にはウケないだろうし。
 ただ原作既読者や森さん周辺、もうちょっと言えば今どきのメフィスト周辺のミステリとかラノベが好きな10〜20代の方にお薦めです。よく考えると随分と人を選ぶ映画ですねこれ。まあ興味があれば是非是非。
(以下ほんのちょこっとネタバレ反転)
 しかし一番わくわくしたのが開始数分、脱出したパイロットがティーチャーに狙い撃ちされてゴミ屑のように弾け飛ぶシーンだったりして、なんだか終わってるなあと思いました。人間ってあんなに弾けるのかー。そーなのかー。