1.『夏と冬の奏鳴曲』麻耶雄嵩

 

夏と冬の奏鳴曲(ソナタ) (講談社文庫)

夏と冬の奏鳴曲(ソナタ) (講談社文庫)

 今年最初の1冊は批評会の課題本でした。12月中頃から読み始めていました。だって厚いんだもん。たぶん2冊目も課題本になると思います。もっと読め。
 読み終わった直後の感想が「わけわかんね」でした。批評会に出ても「わけわかんね」でした。とりあえず今まで信じていたものが突き崩された感じはしました。そして私はその感じがわりと好きです。
 作者はどこまで考えて書いたんでしょう。作者が何を考えていようと結局は読者の解釈がすべてなんですが。