サイン会

米澤穂信さんの『夏期限定トロピカルパフェ事件』のサイン会に行ってきました。自分からサイン会に赴くのは生まれて初めてです(昨年とある作家さんが来訪され、そのときにサインをいただきましたが)。そのサイン会の相手が米澤さんだったことを、今とても嬉しく思います。
小雨降る中、吉祥寺に着いたのは午後1時でした。開始は3時です。とりあえず会場となるTRICK+TRAPの場所を確認した後、駅前でゆっくりと昼食を取り、再び訪れたのが2時半でした。重要なイベントには30分前に到着しておくのが私のモットー(逆も真)なのですが、ちょっと早すぎました。ごめんなさい、焦りました。しばらく辺りを彷徨いつつ(近くにゲーマーズがありました)3時に改めてお邪魔しました。
お邪魔したのはいいのですが、ここで申し込みに不手際があったことが発覚。最悪とんぼ返りを覚悟しましたが、何とか参加できることになりました。戸川さん、本当にありがとうございました。
並んでいる間、他の方の質問に耳を傾けていました。同志社大で行われる講演会や、メフィストの掲載について尋ねていて「ファンはやっぱりチェックするんだなあ」と勝手に親近感を覚えていました。講演会は私も行きたいです……。
そしてついに私の番に。雑誌などでお顔は拝見していたのですが、実際に会ってみてとてもいい人な印象を受けました。緊張しましたがここで話さなくて何のために来たんだ話さないならそのまま帰るがいいさこの似非ファンが、と自らを奮い立たせて質問しました。今何を書いているか、スニーカーの短編(「影法師は独白する」)について、次回作のタイトルについて、などなど聞いた気がします。口から勝手に出て行ったような前後不覚な質問でしたが、ひとつひとつ丁寧に答えてくださいました。あと『夏期限定』の「シャルロット」で少し気になったところを突っ込んでみましたが見事に返されました。うーん、やっぱり別解つぶしは考えながら書かれているんですね。さすがです。最後にこの作品の小山内さんが大好きだと告げてお別れしました。
後から考えるともっと色々と聞きたいことがあった気もするのですが、きっとそんなものでしょう。聞きたいことをすべて聞いていたら際限が無いですね。次回はしっかりと質問を考えて行きたいと思います。